飛び立てない翼
「白鳥の湖」がテーマ
<プロローグ>
2羽の白鳥が、魔女によって男性に変身させられる。
<第1幕>
白鳥1「なんだか変だな、鳴き声が出ない」
白鳥2「そうだな、しかも手足も変な感じだ」
(2羽は途方に暮れながらも、次の場所に向かって進む)
<第2幕>
貴族女性「あら、あなたたち、とても素敵ね。うちに来ませんか?」
白鳥1「(喉を鳴らすだけで返答できず、翅を広げて首をかしげる)」
白鳥2「(同じく返答できず、翅を広げて首をかしげる)」
貴族女性「まあ、鳥さんたちはおっしゃるとおりにしてもらうわ」
(2羽は貴族女性に連れられ、屋敷に移る)
<第3幕>
貴族女性「私は魔法を使えるのよ。あなたたちは魔女によって男性に変身させられたのね?」
白鳥1「(驚きの表情を浮かべる)」
白鳥2「(同じく驚きの表情を浮かべる)」
貴族女性「心配しないで。私たちには解決法があるわ」
(貴族女性は2羽を養子に迎え、言葉を教える)
<第4幕>
貴族女性「あなたたちは、この国の王女の婿になることになっているのよ」
白鳥1「(戸惑いの表情を浮かべる)」
白鳥2「(同じく戸惑いの表情を浮かべる)」
貴族女性「そのためにも、もっと言葉を覚える必要があるわ」
(2羽は猛練習を積み、王女のもとへ向かう)
<第5幕>
王女「あなたたちは、私に魅力的な男性だと思っているわ。私もあなたたちが好きよ」
白鳥1「(心臓が高鳴るのを感じながら、喜びを表現する)」
白鳥2「(同じく喜びを表現する)」
王女「でも、あなたたちは本来、白鳥の姿なのよね?」
白鳥1「(恐縮しながら頷く)」
白鳥2「(同じく頷く)」
王女「心配しないで。私たちには解決法があるわ」
(王女は2羽を魔女に連れていき、元の姿に戻す魔法をかける)
<エピローグ>
2羽の白鳥は元の姿に戻り、自由に空を舞うことができた。そして彼らは貴族女性と王女に救われたことに感謝した。